九十九島の島影を眺めながら、佐世保から船で50分。 「隠れキリシタンの島」だなんて、まるで遠い物語のような響き。
人口約600人の小さな黒島は、今も8割の住人が敬虔なカトリック信者なのだとか。島のシンボルの黒島天主堂は、島民の手で建てられたとは思えない、細部にまで趣向が凝らされた美しい教会です。
素朴なステンドグラス、有田焼のタイル、島の御影石。
ヨーロッパで見るような、圧倒的な規模を誇る教会とは違う、あたたかで親密な空気が流れています。心静かに椅子に座り、受難のすべてを包み込んできた空間に身をゆだねました。
忘れがたい、素敵な時間だったなぁ。
杉浦さやか
1971年生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。 在学中よりイラストレーターの仕事を始める。独特のタッチと視点のイラスト&エッセイが、読者の熱烈な支持を集めている。著書に、「お散歩ブック」「東京ホリデイ」「旅のおみやげ図鑑」「週末ジャパンツアー」など多数。
九十九島の島影を眺めながら、佐世保から船で50分。
「隠れキリシタンの島」だなんて、まるで遠い物語のような響き。
人口約600人の小さな黒島は、今も8割の住人が敬虔なカトリック信者なのだとか。島のシンボルの黒島天主堂は、島民の手で建てられたとは思えない、細部にまで趣向が凝らされた美しい教会です。
素朴なステンドグラス、有田焼のタイル、島の御影石。
ヨーロッパで見るような、圧倒的な規模を誇る教会とは違う、あたたかで親密な空気が流れています。心静かに椅子に座り、受難のすべてを包み込んできた空間に身をゆだねました。
忘れがたい、素敵な時間だったなぁ。