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佐世保市とその周辺で見られる夏鳥は17種類いますが、その中に森林性の鳥が11種類います。
今回紹介するオオルリは、スズメよりやや大きく、背面が目のさめるようなルリ色をした美しい鳥です。鳴き声も美しく、ウグイス・コマドリと並んで日本3鳴鳥に数えられています。
囀るときは木の頂きや突き出た枝など、自分の縄張りが見渡せる見通しのよい場所で囀りますからよく目立ちます。また、“フライキャッチング”と言い飛んでいる虫を捕まえて再び元の枝へ戻ってくる動作を繰り返しますので、比較的容易に見ることが出来ます。
市内では隠居岳・烏帽子岳・小塚岳・多利山などに定期的に渡来します。姿を見るとなれば潜木町の栗の木垰付近が最適です。オオルリは7月一杯囀りますので、少し早起きして出掛けて下さい。梢で囀る姿が見られるはずです。
オオルリは沢ぞいの林で、しかも大木がないと生息しません。残念ながらオオルリの好む沢ぞいはスギの植林に適しているため植林化が進み、渡来数は一昔前に比べるとかなり少くなりました。
夏鳥は初夏から夏にかけて繁殖します。そして、生まれたヒナはその年の秋には越冬のため長距離の渡りをしなければなりません。
佐世保で生まれた鳥にとっては、この町は故郷です。成鳥になって戻ってきたときに、彼等が安心して生息できる場所を残しておくのは私たちの義務ではないでしょうか。
■写真と文/川内野善治
■写真説明 渡ってきて間もないオス。この時期はなわばり宣言に忙しい。
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