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海岸の塩性湿地に生える1年草、又は越年草。北海道東部・本州・四国・九州に分布します。和名のウラギクのウラとは浦のことで、つまり静かな入り江に生える菊の意味です。
生育地は大潮の満潮線付近で、月に数日は海水に浸かるような場所であることから、垂直分布は数十レしかありません。
ところがこのような海岸はほとんどが埋め立てや護岸の整備でなくなってしまい、ウラギクが根を下ろせるような場所は減少の一途を辿っています。
これは佐世保市でも例外でなく、佐世保市レッドデータブックでは絶滅危惧タ類(長崎県や環境省でも同様)に選定されています。
棚方町には数年前まで市内で最大の群落がありましたが、道路工事により消滅してしまいました。そこで、かろうじて残っている株から種子を採取し、再生を試みています。
種子を蒔いた年はうまくいきましたが、2年目は自然発芽しませんでした。幸い今年の冬に違った場所に種を蒔いたものが芽を出しています。10月の末には50株程が花を咲かせましたので安心しました。
ちなみに、江迎町の江迎川の中洲には大きな群落があり、花の時期は見事なものです。
■写真と文/川内野善治
■写真説明 花には白っぽいものから濃い赤紫まで変化があります。
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