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野鳥に全く興味のない方でもメジロ・ウグイス・ヒヨドリ・スズメくらいはご存知でしょう。「うんにゃ、カラスも知っとる」とお叱りを受けるかもしれませんが、難しくいうとカラスという和名の鳥はおらず、ハシブトガラスやハシボソガラスなどが標準和名になります。
今冬は非常に気になっていることがあります。それはメジロの姿が見られないことです。この時期普通であれば、町中でも樹木の多い公園ではシジュウカラやエナガなどと一緒に群れをなして木から木へと移動するのが見られるのです。天気の良い日などは生け垣の植え込みの中で、チュチュチュと連続した独特の地鳴き(佐世保では「ぐぜり」と言います)が聞かれ、ヤブツバキの花に顔を突っ込んで蜜を吸う可愛い姿も見られるのです。
ヤブツバキの花粉を運ぶ役割をするのが、実はメジロとヒヨドリなのです。長崎県は椿油が名産の一つですが、このままだと今年は生産量の低い年になるかもしれません。
鳥インフルエンザが猛威を振るっていますので、姿が見られないことが余計に心配になります。トリ越し苦労だと良いのですが。
ところで、ウグイス餅をみて、ウグイスを知ってる方は名前と色が違っており、疑問に思っている人も多いでしょう。どう見ても「メジロ」の色です。「梅にウグイス」と言いますが、ウグイスは主に昆虫食ですから、梅の花に来るのは蜜を吸うメジロの確率が格段に高いのです。ウグイス餅を考案した職人が梅の木に止まったメジロをウグイスだと思ったのでしょう。
ウグイス餅は思い込みの産物だと私は思っています。
写真説明
繁殖期にはつがいが体を寄せ合って、羽づくろいをする可愛いしぐさが見られます。
■写真と文/川内野善治 野生のキウイフルーツ「シマサルナシ」
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