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ユリ科の多年草で九州・四国に分布します。和名は、白地に紅色の斑点が入る花弁を「鹿の子絞り」に見立てたものです。
シーボルトが日本産のユリとしてヨーロッパに紹介し、オランダで品種改良が行われ、「カサブランカ」などのオリエンタル・ハイブリッドが作り出されました。
このカノコユリは市制100周年を記念して平成14年4月に、これまでのキョウチクトウに代わって市の花に決まりました。
本種は形態によって、カノコユリとタキユリの二つに分けることもあります。タキユリは崖から垂れるように咲き花弁が球形に反り返るのが特徴です。タキの語源は高知県で崖のことを「タキ」と呼ぶことに因んでいます。
一方カノコユリは茎が直立し、花弁はタキユリほど反り返りません。学者によっては二つを分ける人もいますが、一種として扱う人もいます。佐世保の市花では、これら二つを分けずにカノコユリとしました。
市内で最も多いのは南九十九島です。島々の夏を清楚に彩るカノコユリは九十九島と共に佐世保市が誇れる宝物のひとつでしょう。
■写真と文/ふるさと自然の会 川内野 善治
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