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佐世保名物「朝市」レポート

早朝から新鮮な旬の食材で賑わう「佐世保朝市」
新鮮な海の幸山の幸が、買い物客の目と舌を楽しませてくれます。
全国でも珍しい試みとして注目されているお客さん主役の「せり市」も大人気です。
佐世保の旬の味が勢揃い
 

 早朝3時、街の静けさの中、万津町「朝市」の一日は始まります。
 戦前、いまのアルバカーキ橋付近の湊町の川沿いに自然発生的に始まったのが、佐世保の朝市の起こりといわれていますが、現在地に移転したのは昭和46年のこと。
 屋根付きの市場内では鮮魚・野菜・果物・干し物・生花のほか、衣料品や菓子類、陶器等の日用品までありとあらゆるものが売られ、老舗のオープン・スーパーマーケットといった感じです。
 広い市場内をめぐると、店先には採れたて旬の海の幸山の幸が勢揃い。市価の20〜30%も安い値段で買うことができ、ここはまさに佐世保市民の台所。

  中でも海のまち佐世保の一番の魅力といえば、ブリ、タイ、ヒラメ、エビなどの美味なる魚介類たち。ピチピチとトロ箱の中ではねる様は壮観です。
 「牡蠣のシーズンには店頭でカキ焼きもするとよ。暖を取りながらその場で食べられるのがいいって毎年好評でね。観光客の人にも喜ばれるとですよ。」と、お店の方が笑顔で話してくれました。
「せり市」はお客さんが主役

 
以前はもっと多くの人で賑わっていた朝市も、長引く不況と郊外の大型店の影響で、年々客足が減少しているのが現状。ここらでなんとか活性化をはかりたいと、平成13年6月から始まったのが、お客さんが主役の「せり市」。毎月第2・4土曜日に開かれており、誰でも自由に参加できるのが魅力です。
 「全国でも珍しいユニークな試みとあって、お客さんの評判も上々です。おかげでせりがある日は市場全体が活気づいてるんですよ。でも、肝心の売り上げがいつも赤字なんですよね(笑)」と語るのは、朝市運営委員会の委員長・辻山 弘昇さん。
 口コミで評判が広がり、市内の常連さんをはじめ県外からも「せり体験」にやってくる人が増えているそうです。
 午前6時半、カランカランという鐘の音を合図にスタート。
「さぁ、この3キロの新米、いくらだ」
「600円」「650円」「750円!」
「そんなら私は800円」
「800円のほかは?ないですか?なけりゃ800円に決まり!」
 各店から提供された数々の目玉品も、わずか45分ほどで完売。玉ねぎ2、5キロ100円、イカ(4〜5杯)500円、ほうれん草一把50円など、もうけゼロの大盤振る舞いです。
 この他にも恒例行事として、毎年7月20日にはちびっ子スイカ割り大会、1月10日の午前6時からは、約2,000人分のぜんざいと樽酒がふるまわれる「ぜんざい会」なども開かれています。
 「活性化って言葉にすればたったの三文字ですけど、なかなか難しいもんですね。景気低迷のほかにも後継者不足と問題は尽きませんが、人で賑わう朝市を目指して頑張っていきたいと思います」
 旬の味覚を求めに行くもよし、せり人との掛け合いを楽しんでみるのもよし。貴方らしい「朝市」の楽しみ方を発見してみませんか。
営業時間/早朝3時〜午前9時
年末は大晦日も営業
▼午前10時〜午後10時は市営駐車場
定休日/毎月第1・3日曜日
せり市/毎月第2・4土曜日
     夏期は午前6時開始
     冬期は午前6時半開始

問い合わせ】●佐世保朝市事務所 佐世保市万津町73 TEL 0956(22)9890(午前9時まで)

 
朝市がえりにお腹が空いたら
 

 あれもこれもと市場内を歩き回って買い物を済ます頃には、自然とお腹が空いてくるはず。朝市内には屋台もあり、うどんやおでんなどが食べられます。
 また、近くには昔ながらの大衆食堂「よしだ屋」もあり、永年おふくろの味で親しまれています。ごはんもみそ汁も丼いっぱい食べさせてくれるので、男性の方も満腹になることまちがいなし。朝食セット430円他。営業は午前6時〜午後3時まで。赤い「めし」ののれんが目印です。。
 

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