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「ふくいどうくつカゾク」公開記念!佐世保出身・横尾初喜監督と巡る佐世保ロケ地ツアー!~映画の裏話から、“原始人”変身まで⁉佐世保の「愛」に触れるディープな1日


佐世保出身の映画監督・横尾初喜さんと一緒に、映画の舞台裏を巡る特別ツアーを開催いたしました! 次回作『いろは』の最新ロケ地から、名作『こはく』の商店街、そして話題作『ふくいどうくつカゾク』の洞窟まで。ただの観光では見つけられない「物語のある景色」と、監督の人間味あふれるトークに引き込まれる旅。 笑いあり、感動あり、そして「明日からちょっと前向きになれる」……そんな心温まる1日の様子をレポートします。

Column

映画監督・横尾 初喜(よこお はつき)さんプロフィール-1

映画監督・横尾 初喜(よこお はつき)さんプロフィール

1979年4月25日生まれ、長崎県佐世保市出身。 横浜国立大学在学中から映像制作を始め、2019年に佐世保で撮影された映画『こはく』で長編映画監督をつとめる。自身の幼少期の実体験(3歳での両親の離婚)をベースにした『こはく』をはじめ、『大事なことほど小声でささやく』『おいしくて泣くとき』など、家族の愛や人と人とのつながりを温かく描く作品で知られる。 妻は女優の遠藤久美子さん。現在は、佐世保を舞台にしたコンテンツ制作や、地元俳優の発掘にも情熱を注いでいる。

まるで「公開ラジオ」!?イヤホン越しに監督の“生ボイス”を聞きながら出発

ツアーのスタートは、佐世保観光情報センターから。今回はなんと、横尾監督自らがガイド役を務めてくださいます! 参加者全員に配られたのは、無線レシーバーとイヤホン。監督がマイクに向かって話すと、クリアな声が耳元に届く仕組みです。
「これ、なんか目の前でラジオやってるみたいですね!めっちゃおもしろい!」
と、監督自身もノリノリでスタート。移動中も歩きながらずっと監督のトークが聞けるなんて、ファンにはたまらない贅沢な時間の始まりです。

次回作『いろは』の舞台裏!偶然見つけた「奇跡の路地」

まず向かったのは、レトロな雰囲気が魅力の「戸尾市場街(とんねる横丁)」。ここは、監督の次回作である映画『いろは』の重要なロケ地です。
商店街の中にあるお茶屋さん「時田製茶」さんは、『いろは』の主人公の女性の実家という設定で撮影した場所です。映画の中で主人公が自分自身と向き合い、殻を破っていく……そんな心情の変化を描く出発点として、昔ながらの変わらない風景が残るこの場所が選ばれたそうです。
ここで監督からとっておきの裏話が! 「実は、店舗の裏側にすごく細い路地があるんです。撮影中に偶然見つけて、「ここだ!」と思って急遽撮影することになって」 予定外の撮影だったため、現場はバタバタしてしまったそうですが、そのおかげでとても良い画(え)が撮れたのだとか。
監督曰く、ロケ地選びは「主人公の心の変化」とリンクする場所を探すそう。この路地がどんなシーンに使われているのか、公開が待ちきれません!

500人の熱気と、静寂の夜

続いて足を進めたのは、佐世保が誇る「四ヶ町アーケード」。ここは、監督の自伝的作品『こはく』と、最新作『ふくいどうくつカゾク』の両方でロケ地となった場所です。
『こはく』撮影時、このアーケードにはなんと約500人もの市民エキストラが集まりました! 「あの時は本当にすごい熱気でした。演出部や制作部が、人の流れを必死に整理してくれたおかげで、自然な活気あるシーンが撮れました」
一方、「ふくいどうくつカゾク」の撮影は平日夜の遅い時間。「人がいない静かなアーケード」を撮るため、22時半頃まで撮影が行われました。作品によって全く違う顔を見せるアーケードの様子も見ものです。
移動中には、人気ラーメン店「草木ヶ原ラーメン」の前も通過。「ここも『こはく』のロケ地として使わせてもらいましたね〜」と、街の至る所に映画の記憶が刻まれています。

まさかの変身!?リアル“毛皮”で記念撮影

ここからはバスに乗り込み、吉井町にある「福井洞窟ミュージアム」へ。バスの中では、監督の人生観に触れる深いお話を聞くことができました。
ミュージアムに到着し、福井洞窟の歴史や映画『ふくいどうくつカゾク』第1話を鑑賞した後、監督がおもむろに着替え始めました。登場したのは…… エゾシカの毛皮をまとった“原始人スタイル”の横尾監督!!
「めちゃくちゃあったかいね!……いや、重い(笑)」
『ふくいどうくつカゾク』の衣装の裏話も伺いつつ、ここで全員で記念撮影。その後、監督はなんと毛皮を着たままバスに乗り込み、本物の「福井洞窟」へ移動!シュールすぎる光景に、クスクス笑いが止まりません。

聖地巡礼!過酷な撮影と「旧石器時代の愛」

いよいよ、国の特別史跡にも指定された本物の「福井洞窟」に到着です。
洞窟の前では撮影当時の苦労話を披露してくれました。 「実はこれ、真夏に撮影したんです。役者さんたちはこの分厚い毛皮を着て、汗だくになりながら演じてくれました。虫もすごかったし……」 さらに、太陽の光の変化を調整するのが一番大変だったそう。 「たった1分半のシーンを撮るのに3時間かかるんです。その間に太陽が動いちゃうから、巨大な暗幕を張って光を調整して……スタッフの職人技の結晶ですね」
監督は、この場所で「旧石器・縄文時代の愛」を感じたと言います。 「昔は、集落みんなが家族のように暮らしていた。現代はデジタルでつながっているようで、実は孤立していることも多い。だからこそ、この映画で『一人じゃない』という温かさを伝えたかったんです」 洞窟の荘厳な空気に触れながら聞く監督の言葉は、心に深く染み渡りました。

「ふくいどうくつカゾク」は、2026年2月9日(月)から佐世保市のYouTube「佐世保チャンネル」で第1話から配信がスタートしました!
是非ご覧ください。

佐世保の魅力は「お節介なほどの温かさ」

帰りのバスでは、監督への質問タイム!作品を何度も見て聖地巡礼をしてくれるファンのお話に監督も感動。参加者の質問になんでも気さくに答えてくれました。
最後に監督が語ってくれた「佐世保の魅力」がとても印象的でした。 「佐世保の魅力は、景色はもちろんですが、やっぱり『人』なんです。撮影中、近所の方が『うちの駐車場使っていいよ』とか『ご飯食べた?』って声をかけてくれる。困っている人を助ける温かさが、この街には当たり前のようにあると感じています」

これから佐世保を訪れるあなたへ:監督からのメッセージ

最後に、横尾監督から「観光で佐世保に来る方」へメッセージをいただきました。
「魅力的な観光スポットはたくさんありますが、ぜひ『そこに住んでいる人』に話しかけてみてください。 何気ない交流の中に、佐世保の本当の温かさがあります。 ここは、都会では忘れかけている人間らしさを取り戻せる場所であり、デジタルデトックスができる街。人の温もりに触れて、『また帰ってきたいな』と思ってもらえたら嬉しいです」
ただ景色を眺めるだけじゃもったいない。 映画のストーリーや、そこに込められた監督の想い、そして撮影を支えた地域の方々の温かさを知ることで、いつもの佐世保の風景が何倍も輝いて見えました。

この日を含め、横尾監督は次々回作のためのロケハン(撮影場所の下見)も行いました。「自分も佐世保出身とはいえ、まだまだ知らない場所がたくさんあります。今回ロケハンを通して素敵な場所、素敵な取り組みをされている方に出会えたのがとてもよかった」とお話されていました。次々回作もとても楽しみですね!

あなたも、映画のロケ地を巡りながら、佐世保の新しい魅力と「人の温かさ」に触れる旅に出かけてみませんか?

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