見る、食べる、体感する！「九十九島（くじゅうくしま）」の楽しみ方6選

複雑に入り組んだリアス海岸と208の島々が生み出す景色はまるで巨大な迷路のよう。そんなワクワクするロケーションを、とことん間近で大冒険できるとしたらステキですよね。そこでおすすめしたいのが遊覧船です。「九十九島パールシーリゾート」では、「九十九島遊覧船パールクィーン」と「九十九島海賊遊覧船みらい」の2つの大型遊覧船で贅沢なクルーズを楽しむことができます。また、遊覧船とは違ったコースを堪能できるのが「九十九島リラクルーズ」です。ガイドさんの案内付きで、ソファ席でゆったりと楽しむことができます。12名定員の小型サイズだからこそ通ることのできる、スペシャルなクルーズを満喫してみてはいかがでしょうか。

「九十九島」では「シーカヤックツアー」も楽しむことができます！パドル操作や注意事項、ルートの確認など10分程度の講習のあと、ツアーがスタート。ガイドさんがしっかりとついてくれるので、初めての方でも安心です。走航中は風がとても気持ちいい。パドル操作は、初めは難しいかもしれませんが、だんだん慣れてくるのでご安心を。大自然の空気を肌で感じながら、自分の漕いだ力でぐんぐん進んでいく楽しさはカヤックの醍醐味。余裕が出てきたら、九十九島の島々や四季の花々、海底で泳ぐ魚たちをじっくり鑑賞してみましょう。とても個性的な姿に驚くかもしれませんよ！無人島に上陸したあとは、テントを張ったりランチを作ってみたりと、山でのキャンプとは一味違う体験ができます。海風と自然につつまれた、プライベートな贅沢時間を満喫してみてください。

自然のままの海岸が手つかずで残されている「九十九島」では、島や山々の大地の栄養がそのまま海水に流れ込むため多くの生きものたちの住処となっています。カブトガニをはじめ、日本では絶滅危惧種の生きものも見られます。そんな彼らを育む「九十九島」の魅力をさまざまな角度から伝えているのが、「九十九島水族館海きらら」です。九十九島イルカプールでは「イルカのプログラム」を実施。「イルカ同士のジャンピングキャッチボール」は日本初の大技で一見の価値アリ！また、約120種13,000匹が泳ぐ超巨大な「九十九島湾大水槽」は、国内でも珍しい屋外型で、沖合から沿岸までの自然環境に暮らす生きものを再現しています。幻想的な音楽と光で魅せる「クラゲシンフォニードーム」は西日本最大級。11種約300匹のクラゲを展示。

展望台から望む「九十九島」の景色は、言葉には言い表せない素晴らしさがあります。特に、市内8ヶ所の「九十九島八景」と呼ばれる絶景スポットでは、標高や方角によって見える景色、夕陽や夜景の美しさがそれぞれ楽しめます。なかでも「九十九島動植物園森きらら」から徒歩で約10分の場所にある「石岳展望台」の絶景は、ハリウッド映画『ラストサムライ』で風景が使われたほど。標高191ｍの展望台からは、眼下に牧の島、遠方の高島、黒島までいくつもの島々が重なり合う風景を望むことができます。海に近い360度の大パノラマはとても迫力があり、時間帯でさまざまな表情を見せてくれます。特にオススメなのは夕暮れ。多くのカメラマンを虜にする景色はまるで絵画の世界です。

「淡島（あわしま）神社」は、「九十九島」の島の1つに位置しています。島内に3柱の神が祀られているため“島全体がまさにパワースポット”。特に安産や子宝など女性にまつわるご利益があるといわれています。参拝客の多くのお目当ては「ミニ鳥居」。なんと、3回くぐると願いが叶うそう！お腹の大きい妊婦さんなどは、くぐれなくても鳥居の周りを左回りに3回まわると同じご利益があるそう。カップルや夫婦で、ワイワイしながらくぐってみても楽しいですよ。「淡島神社」へのアクセスは、駐車場すぐの橋から徒歩でたどり着くことができます。

「九十九島」と「佐世保港」に囲まれた「俵ヶ浦半島」には、100年に及ぶ人々の暮らしの原風景が残っています。「俵ヶ浦町」「庵浦町」「下船越町」「野崎町」の4つの町があり、どこも自然豊か。また「小首堡塁跡」など、「日本遺産」に指定された旧日本海軍の史跡も点在しています。そんな自然と歴史が織りなす魅力を伝えようと、地元有志によってそれぞれ4つの町の生活ルートを利用した「トレイルコース」が整備されました。俵ヶ浦半島で最も有名な「展海峰」や、展海峰の南に下った先に位置する「佐世保要塞丸出山観測所跡」など絶景スポットや史跡など見どころアリ！訪れる際はトレッキングシューズの着用など、動きやすい格好がおすすめです。