市街地から30分で「西のはじっこ」へ
――九十九島と暮らすように、泊まる夏。
福岡から車で約2時間の港まち・佐世保。208の島々が美しい海域「九十九島(くじゅうくしま)」は、古くから佐世保の人々の生活とともにあります。市街地に近い九十九島南部エリアから30分ほどで風景は一変!九十九島北部エリアののどかな漁師まち「小佐々町」「鹿町町」への到着です。マリンアクティビティや温泉でリフレッシュ、海の幸に舌鼓。”日本本土最西端の地”の思い出を深緑のカフェとヴィラで語って―――。地元民ですら「はやく知りたかった!」とときめく夏旅を、インフルエンサー・ルミルミさんと体験しました♪
はじめてでも安心♪ひろい海で心ゆくまでカヤック体験
夏といえばやっぱりマリンアクティビティ。佐々インターチェンジから車で約10分の「小佐々海洋スポーツ基地」へ向かいました。
ここでは、シーカヤックやバナナボートなどを気軽に体験できます。
受付と着替えを済ませたら、準備運動と、スタッフからのレクチャーを受けます。オールの漕ぎ方などを丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心です♪
フィールドは波穏やかな小佐々浦。
「僕たちから見えるところならどこへ行っても大丈夫ですよ!」と吉浦さん。30分あればぐるっと一周できるそう。
緑豊かな海景色は季節によって透明度が変わったりといろんな表情があり、イノシシやシカがひょっこり顔を出すことも!
二人一緒に息をあわせてオールを漕ぐと、ぐんぐん進んで楽しい。
ふと手を休めると、あたりは波の音や鳥の声だけに包まれとても静か。体も動かせて自然にも癒されて……最高にリフレッシュできました。
「スポーツ基地」の名前のとおり、ここは地元の方々にも親しまれている施設で、海岸のごみ拾いやカヤックのチャレンジ体験会といったイベントもよく開催されているそう。
なんとシーカヤックの利用料は、一人乗りで150円、二人乗りで330円。※2時間まで。2026年7月時点での価格です。
「子どもたちが小遣い握りしめて乗りに来るよ」と、スタッフの福島さんもにっこり。
更衣室はもちろん、温水シャワーも完備。研修室や調理室もあるので、いろんなシーンで活躍してくれそうですね。
【住所】長崎県佐世保市小佐々町西川内215
【電話番号】0956-68-3378(公益財団法人佐世保市スポーツ協会)開場時間:10:00~18:00
【休場日】毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその日後の直近の休日でない日)、12月1日~2月末日
【利用料】シーカヤック(2時間)一人乗り150円、二人乗り330円、バナナボート(最初の20分)1艇3,850円
※以後10分ごとに1,920円ずつ加算
※モーターボート予約については要電話予約
公式HP
最西端の寿司屋で味わう最高の一貫
小佐々海洋スポーツ基地から車で16分かけて向かったのは、鹿町町の名店といわれる「うを佐」。漁師まちならではの新鮮なネタを職人歴48年超の技でいただけるとあって、県外からのリピーターも多いのだとか。
カウンター越しに、大将にごあいさつ。ちょっと緊張しながらも、夏の旬魚や野菜を存分に活かした逸品をいただきます。
「上にぎり」(2,300円+税)「天ぷら」(1,200円+税)「梅シャーベット」(200円+税)※お盆など繁忙期は価格の変動あり
「ん〜!おいしい!」分かってたけど、つい声に出ちゃう。そうでしょ、とばかりに頬がゆるむ大将。その素敵な笑顔は、リピーターが多い理由を物語っていました。
そんなお客さん想いな大将が、早朝から佐世保・松浦・平戸へと、各所を回って仕入れた鮮魚は、いけすから揚げたてでどれもプリプリでトロトロ。天ぷらのサクッとした食感もしあわせです。
大阪で長年修行されてたそうですが、奥様の地元でもある佐世保の魚が本当においしかったからここで店を開いたのだそう。
職人をうならせるなんて、佐世保の海ってやっぱりすごい。
営業時間中はいつでも利用することができるので、ドライブ中好きなタイミングで立ち寄れるのもうれしい!この味と、佐世保の海に惚れ込んだ大将の情熱と熟練技をぜひ体感してみてください。
【住所】長崎県佐世保市鹿町町下歌ヶ浦986-27
【電話番号】0956-77-4433
【営業時間】11:30~22:00
【店休日】水曜日
【駐車場】あり
圧倒的海の近さ。日本本土最西端の絶景をぜひ、その目で。
さて次は、日本本土最西端の絶景を見に「神崎鼻(こうざきばな)公園」へ行きましょう。「うを佐」からは15分ほどのドライブで到着です。
遊歩道からは、九十九島北部の海岸を間近に眺めることができます。優しく力強い波音や、長い時間をかけて削られた岩盤――その景色は、まさに自然が織りなす芸術です。
五島列島を見渡せる展望デッキで、“最西端の地”にちなんだモニュメントと記念撮影。季節や時間帯によっては美しい夕日を眺めることも。
最西端の海風を感じながら、時間を忘れて心も体をゆだねれば、日頃の疲れも解きほぐされていくことでしょう。
【住所】長崎県佐世保市小佐々町楠泊354-1
【電話番号】0956-22-6630(佐世保観光情報センター)
【駐車場】あり
Column
「日本本土最西端 訪問・到達証明書」をゲットしよう!
日本本土最西端「神崎鼻」を訪れたら、ぜひ手に入れたいのが「日本本土最西端 訪問・到達証明書」!
もらい方はとっても簡単。神崎鼻公園のモニュメントや展望デッキなど、現地で撮った写真を指定の交付場所で見せるだけ。
なんと無料でゲットできちゃうんです♪佐世保市小佐々支所のほか、近隣の協力店舗などでも発行してもらえますよ。
最西端を極めた証として、旅の特別な思い出になること間違いなし。ぜひ記念にお持ち帰りくださいね!
「来たよ!」の思い出をカタチにできるカフェ
ログハウスのような木の造りと、細部までこだわり抜かれたインテリアに心が落ち着きます。
それもそのはず、ここは塗装の会社が展開するいわば“インテリアのプロ”が手がけたカフェなんです。壁や扉、家具に至るまで、その手仕事におどろき。
もちろん空間だけでなく、ドリンクにもこだわりが。一杯ずつ丁寧に淹れるスペシャリティーコーヒーは、ラテなどさまざまなバリエーションで味わうことができ、クールなドリンクもスタンバイ。
今回は、ほどよい甘味とさわやかな酸味の「青リンゴソーダ」(ショートサイズ400円、トールサイズ450円)と、濃厚かつさっぱりな「マンゴーフローズン」(トールサイズ650円)をチョイスしました。どちらも夏カラーで、暑さもやわらぎそう♪
※ドリンクの種類は季節によって変更になる場合がございます。
源泉かけ流し【美人の湯】で旅の疲れを癒して
地元高校の建て替え工事中に掘ったところから湧いた温泉という、おもしろい偶然のストーリーがある温泉です。
「美人の湯」とも称されるトロトロの湯はナトリウム炭酸水素塩泉。肌ざわりの良さは大人から子どもまでファンが多く、遠方から足を運ぶお客さんもいるほど。
大きな窓が開放的な浴室には、それぞれにドライサウナとミストサウナを完備。湿度と温度の絶妙なバランスがサウナファンにも好評なのだそう。
お風呂でさっぱり汗を流したあとは、お買い物&休憩処の「やすらぎ館」へ。懐かしのアイスがぎっしり詰まったクーラーボックスの一角に並ぶ「味美(みよし)アイス」(280円)でクールダウンしましょう。
「味美」とは、鹿町町の農家さんが独自に栽培しているレモンの品種。丸みのある甘さに包まれた酸っぱさが特徴で、ポリフェノールの一種である「ナリンジン」含有量がとても多く、抗酸化作用や血糖値上昇の抑制にも期待。国内で類を見ないことから“幻の佐世保レモン”と呼ばれています。
「味美ジュースに、お惣菜に、お刺身に……。ご当地ドリンクのクールソフトも外せないね♪」え、そんなに買って持ち帰れるのかって? それは、次の場所に行ってからのお楽しみです。
【住所】長崎県佐世保市鹿町町土肥ノ浦169-2
【電話番号】0956-66-2617
【営業時間】10:00~21:00
【利用料金】中学生以上660円、4歳~小学生330円、3歳以下無料
【定休日】木曜日
【駐車場】あり
Instagram/公式HP
暮らすように泊まれる、サウナ付きヴィラ
「木木木木 KIGI MOKU MOKU」ナビに「木」を4つ打ち込むと、その字面のかわいさに思わず笑みがこぼれます。鹿町温泉やすらぎ館から南へ20分ほど、道路沿いの小さなサインに導かれて車を乗り入れるとびっくり。え!こんなところに?
生活道路に面しているとは思えない穏やかな空間に、木々に包まれるように建つ木木木木は1日1組限定のヴィラ。(ご利用には事前予約が必須です。)
ホストの柚さんの自宅一階――リビング、ダイニング、洋寝室、和寝室、バスルームを宿として開放しています。ふだんの暮らしが息づく木造家屋は天井が高く、大きな窓から自然光をふんだんに取り入れた開放感のあるつくり。プライベートガーデンの緑に心が休まることでしょう。
「旅は楽しめましたか?」。迎えてくれたホストの柚さんとお話。小佐々町が生まれ故郷で、長年、佐世保の観光事業にも関わってきた柚さんの知識はAIよりも豊富
。小佐々町のまちの歴史、宿の前にある大悲観公園の話、おすすめのお店やコースなど、たくさん聞いて旅がもっと楽しくなりました。
あとはごゆっくり、と柚さんは二階へ。夕食は、さっき「鹿町温泉やすらぎ館」で買ってきたご飯をいただきます。柚さんおすすめのお店にも、あとで行ってみようかな。
養殖の道20年超、小佐々のおいしさとどけます
お店をこの道20年以上、親子二代で営むのは田島さん一家です。この日は店頭に立つお母さんとお嫁さんが接客してくれました。「アコヤ貝は解凍してお刺身か、かき揚げやバター炒めもおすすめ!」。美味しく食べるには冷蔵庫での自然解凍がベストですが、急ぐ場合はパウチのまま流水解凍でも大丈夫だそう。やっぱりプロに聞くのが一番ですね。
店舗奥の活魚センターでは、魚たちが大きな水槽に入って泳いでいます。まるで水族館みたい!
「神崎鼻公園に行ってきたんですよ!」とお話すると、オリジナルデザインの記念ステッカーをおすすめしてくれました。ホログラム仕様がとってもかわいい。おやつにもなるフレーバー付きのいりことセットで、お土産にするのもいいですね♪
お店の真裏に行くと、養殖場所でもある海が広がっていました。「私たち一家にとっては、日常の景色です」と、愛おしそうに目を細めるお嫁さん。暮らしのなかにある宝物にふれることができた、とても貴重な旅でした。
マップ
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