
佐世保の食と癒し、伝統にふれる ワンランク上の一泊二日大人旅
【1日目】双胴船ヨット〈99TRITON〉で心穏やかな海上散歩を
見渡す限り広がる青い空と海。〈99TRITON〉は、双胴船という二つの船を繋いだヨットで、波の影響を受けにくく安定した走行が特徴です。
オールシーズン快適に過ごせる船内と、開放感あふれるデッキから見える九十九島の景色はとても贅沢。また、ここから見える夕日はまた格別の美しさです。
乗船するには、まず〈九十九島パールシーリゾート〉内にある〈九十九島遊覧船ターミナル〉で乗船チケットを購入しましょう。
そこで〈させぼe旅ポイント〉を利用すれば、通常より安い価格で乗船チケットを購入することができます♪
やり方は簡単。スタッフさんに〈させぼe旅ポイント〉を使用することをお伝えして、専用のQRコードを読み込んで出てきたURLをタップすると、〈させぼeコイン〉のアプリからポイントで支払いができます。
〈させぼe旅ポイント〉は、これから巡る色んなお店で利用可能なので、まだまだ大活躍してくれそう!
プロフェッショナルな技で、地元の恵みが輝くスイーツ〈Science Patisserie SaSa〉
ちょっと甘いスイーツで休憩しませんか?
次にやってきたのは、〈九十九島パールシーリゾート〉から車で約20分、万津町にある〈Science Patisserie SaSa(サイエンス パティスリー ササ)〉。
サイエンス?と思われるかもしれませんが、“お菓子づくりは科学”。0.1グラムの精度で計量し、季節はもちろんその日の気温、湿度にあわせた製法で作り上げるため、プロフェッショナルな技術が必要です。
長年、佐世保で愛される老舗料亭が母体とあって地元食材への愛も深く、その思いはスイーツや焼き菓子にたっぷりと込められています。
旬のケーキやタルト、チーズケーキにティラミスは目で見てもその整った美しさにほれぼれ。お気に入りの一品が決まったら、〈させぼe旅ポイント〉でお得にお会計しちゃいましょう♪
選んだのは、フランス語で“隠れ家”という意味を持つ〈エルミタージュ〉。店内のイートインスペースで、自家製の青みかん酵素シロップ入りのドリンクと一緒にさっそくいただきましょう。
その名の通り、生クリームで家の屋根をかたどったフォルムが可愛いですね。北海道産のクリームチーズをたっぷり使ったムースの酸味と生クリームのまろやかさ、その間に忍ばせた橙のピールのシロップ漬けの爽やかな苦みがマッチ。
スパークリングワインや白ワインとも相性の良い、ちょっぴり大人向けのケーキです。
ケーキと並んで人気なのが〈佐世保ジェラート〉。佐世保産の旬の素材やフルーツも取り入れながら丹精込めて作り上げた、まさにそのものの美味しさを味わえる濃厚さが魅力です。
佐世保バニラ、ピーナツ、黒蜜きなこなど、気になるラインナップのなかから今回選んだのは〈せちばる茶〉。
濃厚なお茶の風味が口の中いっぱいに広がります。〈せちばる茶〉は「世知原茶」のことで、佐世保市世知原町で生産されているお茶です。詳しくはのちほど♪
古くから港町として賑わってきた万津町。お店の目の前には〈佐世保朝市〉が見えます。昔ながらの風景とともに、地元の恵みが輝く極上のスイーツを堪能してくださいね。
里山のパノラマビューで心安らぐ癒しのひととき〈天空の宿 山暖簾〉
一日お疲れさまでした。旅の疲れは、〈天空の宿 山暖簾〉の温泉「くにみの湯」で癒しましょう。肌に優しい泉質の天然温泉は岩風呂と檜風呂に加え、美しい山々や棚田の絶景を望む露天風呂もあります。
体があたたまったら〈湯上り茶屋〉で世知原スイーツはいかがでしょう。世知原の和洋菓子店 〈冨重製菓〉が手掛けたここだけのオリジナルスイーツ〈せちばる茶ロール〉は、お茶の風味を活かしたロールケーキとパイ生地に包まれたあんこが層をなす一品。
しっとり、サクサクとした食感と和と洋の絶妙なコラボレーションは、コーヒーにも世知原茶にも相性抜群です。
展望テラスからの眺めは、思わず深呼吸したくなるほど開放的です。夜は、旬の海の幸、山の幸をふんだんに使った会席料理をたっぷりと堪能しましょう。
【2日目】世知原茶をはじめ地元の旬が勢ぞろい〈国見の郷〉
世知原の澄んだ朝の空気でリフレッシュしたら、〈世知原活性化施設 国見の郷〉へショッピングに出かけませんか?地元の農家さんたちが丹精込めて育てた旬の青果は、直売所とあって新鮮そのもの。なかでも世知原茶やお米、加工品は、旅の思い出のお土産としてもぴったりですね。
佐世保の茶の産地へ。お茶屋さんから学ぶ〈世知原茶の淹れ方&ほうじ茶体験〉
佐世保はお茶の産地でもあることをご存知ですか? 佐世保市北部の奥に広がる山間の世知原町では、〈世知原茶(せちばるちゃ)〉の栽培が古くから行われています。豊かな緑と清らかな水、そして霧深い冷涼な環境に育まれた良質な茶葉を見極めて収穫し、代々培った技術で〈玉緑茶(ぐり茶)〉に仕上げるのはお茶農家のみなさんです。
そんなお茶農家さんから、お茶の淹れ方や作り方を学べて、自宅でも世知原茶の味を楽しめるとしたら素敵ですよね。
佐世保の観光体験プログラムの1つ〈世知原茶の淹れ方&ほうじ茶体験〉ならそれが叶います。
緑茶の淹れ方や香ばしいほうじ茶作りが体験でき、出来上がったほうじ茶はパックして持ち帰ることが可能。ご自宅で手作りのほうじ茶を淹れて、旅の思い出と共にほっと温かい時間を過ごすのもいいですね。
体験をするには、JR佐世保駅構内にある〈佐世保観光情報センター〉の受付での申し込みが必要です。
〈海風旅。Experience〉のパンフレットがあるとスムーズ。冊子は佐世保観光情報センター内に設置されています。この観光体験プログラム〈海風旅。Experience〉には、〈世知原茶の淹れ方&ほうじ茶体験〉を含め、〈ジャズ喫茶体験〉や〈佐世保海風ネイル〉など、約20のプログラムがあります。気になる体験があったらぜひチェックしてみましょう。
※体験希望日の前日までのお申込み・お支払いが必要です。体験に関するお問い合わせは佐世保観光情報センター(0956-22-6630)まで。
九十九島ひらまさを味わい尽くす贅沢ランチ〈ふじなが本店〉
佐世保が誇る〈九十九島(くじゅうくしま)〉。208の島々とリアス海岸が連なる複雑な地形は、多くの生きものたちを豊かに育んでいます。〈九十九島かき〉をはじめとした数々の特産グルメもその1つで、“魚が美味しいまち”の旗を掲げるのも納得してしまうほどの美味しさを、佐世保では四季を通して楽しむことができるのです。
そんななか、新たに誕生したのが〈九十九島ひらまさ〉です。
九州では“ひらす”の名前で親しまれ、ハレの日の食卓に並ぶ高級魚として知られているひらまさを、九十九島の恵まれた環境と良質な餌で一年半しっかりと脂が乗った状態まで育て上げました。その身は淡白ながらもしっとりとして旨味があり、コリコリとした食感が魅力です。そんな〈九十九島ひらまさ〉を活かした料理を、佐世保市内の一部の飲食店で味わうことができます。
その1つが、世知原町から車で約40分の場所にある創業70年の老舗〈ふじなが本店〉。「〈九十九島ひらまさ〉のファンです」と自信たっぷりの藤永料理長が腕をふるう〈九十九島ひらまさ ぜいたく御膳(※前日までの要予約)〉は、刺身・白鉄火・あら煮・あら汁と、その名の通り、味わい尽くす贅沢な一品です。
〈白鉄火〉という言葉に馴染みのない方も多いかもしれませんが、マグロを細まきにした鉄火巻きとは違い、長崎県ではひらまさやはまちなどの白身を使った〈白鉄火〉を提供するところも多いのです。長崎の文化も感じながら、佐世保自慢の味をたっぷりと堪能してみてください。
次なる目的地は、しあわせな食卓を彩るうつわの世界へ。ここから車で30分のドライブを経て、三川内エリアへ向かいます。
400年の歴史と伝統を肌で感じる〈三川内焼美術館〉
三川内(みかわち)焼という、400有余年続く国の伝統工芸品の産地がここ、佐世保市三川内町にあります。江戸時代に平戸藩(ひらどはん)の御用窯として栄えた歴史があり、現在に至るまで国内外においてその繊細な技術と美しい造形が高く評価されています。
〈三川内焼美術館〉は、みかわち焼を代々手掛ける窯元の作品を間近で鑑賞したり、焼き物づくりの一部を体験することができる国内唯一の施設です。
三川内焼の伝統的な技法を実物やパネルを通じて学べるほか、食卓を彩る〈豆皿〉や食器、壷や花器、置物まで実に幅広い種類が展示されています。そのどれもが個性的で、高い技術に裏付けされた表現の豊かさに驚かされることでしょう。
〈絵付け体験〉(スタンダードコース 大人2,000円)では、素焼きのうつわ(丸6寸皿、マグカップ、お湯呑み、ご飯茶碗)でお好みのものを選び、呉須(ごす)と呼ばれる藍色の絵具で自由に絵付けができます。
匠の技を体験できる〈透かし彫り体験〉にもぜひチャレンジしてみてください。体験はどちらも〈させぼe旅ポイント〉が使えますよ♪
〈絵付け体験〉は個人であれば当日でも受付可。〈透かし彫り体験〉は2名以上から一ヶ月前までに予約が必要です。どちらも作品の完成までには一ヶ月以上、送料も別途かかります。みかわち焼の世界にただただ没頭する贅沢な時間。
1つしかないあなただけのうつわを、旅の思い出に作ってみませんか。
では最後に、〈みかわち焼〉が生まれる場所へ足を運んでみましょう。
何代にもわたってうつわ作りを続けている窯元が多く集まるエリア〈三川内皿山〉では、現在14の窯元が一子相伝の技を守り続けています。
登り窯で使った耐火煉瓦で作られた〈トンバイ塀〉や馬車道など、かつての面影を残す街並みを散策しましょう。
各窯元の営業時間中ならショッピングも可能です。インターネットとは違い、手に取ってじっくり吟味し、作り手さんと言葉を交わしながら丁寧にうつわを選ぶ時間は格別なもの。きっと、お気に入りの一点が見つかるはず。
お会計の際は、〈させぼe旅ポイント〉にも対応している窯元さんもありますのでお気軽にお尋ねください。
毎年5月には〈三川内焼窯元はまぜん祭り〉、11月には〈みかわち陶器市〉が開催され多くの来場客で賑わう三川内皿山。古きを守り新しさも取り入れながら、佐世保から国内、そして海外にも歴史と伝統を発信し続けるその歩みをぜひ体感してみてください。