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旅の余韻が味わえる、佐世保を表現した地元のお茶 世知原茶クラフトティー(佐世保がじら)-1

旅の余韻が味わえる、佐世保を表現した地元のお茶 世知原茶クラフトティー(佐世保がじら)


ネコの絵が目印のかわいいクラフトティー。そのおいしさは佐世保土産という枠を超えて、全国にファンを広げています。佐世保北部の山あいで古くから栽培が続く希少な世知原(せちばる)茶がその主役。地元のお茶のおいしさを広めようと活動する、佐世保がじらの林由佳さんにお話を伺いました。

世知原茶とハーブをブレンド

 



一番人気の青い緑茶「 佐世保ブルー」は世知原緑茶にペパーミントと、青色が美しいハーブ“バタフライピー”をブレンド。世知原茶の持つ独特のさわやかさと後味のミントが、佐世保の名所・九十九島の絶景を思い起こさせます。他にも佐世保の市花カノコユリをイメージした赤い緑茶「佐世保かのこ」や和紅茶、ほうじ茶をベースにブレンドしたものなど常時9〜12種類のお茶を販売されています。


 

そもそも「がじら」って何?

 



「実は『雅自良(がじら)』という古い地名なんです。この辺りは昔から林さんばかりだったそうで、『どこどこの林さん』といったふうに地名を付けて区別していたみたい。うちは今でも『がじらの林さん』と呼ばれていて、耳に残る響きが気に入ってブランド名にしました。頭に『佐世保』を付けたのは、佐世保にもお茶の産地があることを知ってもらいたいという思いからです」


 

「佐世保がじら」ブランドへの思い

 



祖父の代からの茶農家で、茶畑に囲まれて育った林さん。「世知原茶は生産量が少ないため他の産地と比べて知名度が低いのに加えて、農家の高齢化や後継者不足も深刻です。人手不足のため、5年ほど前からはわが家を含む3つの農家が『グリーン世知原』という組合を作り、互いに協力し合ってそれぞれの茶畑を管理するようになりました。そのお茶をぜひ1人でも多くの方に飲んでいただきたいと考えた結果が、『佐世保がじら』のブレンドティーだったんです」。
これまで緑茶を飲む習慣のなかった若い世代や急須のないご家庭でも、より気軽に飲んでもらえるようにと、ティーバッグ商品を中心に展開されています。


 

素材のおいしさを引き立てて

 



「茶葉とハーブの組み合わせや割合は、日々試行錯誤と研究を重ねています。家事や育児、お仕事の合間のホッと一息や気分転換をイメージして、いろんな好みの方に喜んでもらえるバランスを考慮し、最終的には自分が何度飲んでもおいしいと思えるものに仕上げています。最も大切にしているのは世知原茶の持つ味わい。そのおいしさを引き立てるようなバランスでハーブとブレンドしています。」


 

ファンの輪は佐世保から全国へ

 



林さんは前職のデザイナー時代に培ったスキルで、かわいいネコのパッケージも自らデザイン。2021年の発売から約3年で、佐世保土産の新定番として知られるようになり、そのおいしさは全国にファンの輪を広げています。オンラインショップでは定期便も人気で、九州外からの注文も多いそう。


 



「今後はさらに地元素材とのコラボを広げて、より多くの人に世知原茶のおいしさでホッと一息の時間をお届けしたいです」と林さん。これからの新商品にも期待が高まります。


佐世保市内の取扱店▼
・させぼっくす99
・ホテルリソル佐世保
・生産者市場「さんむ~ん」
・佐世保市内各地の直売所
・佐世保観光情報センター(JR佐世保駅構内)

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