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ハリウッドの眼差しで佐世保の魅力発見
〜ハリウッド映画プロデューサー宮川絵里子さんの佐世保・黒島旅〜


ハリウッド映画『沈黙-サイレンス-』やドラマ『SHOGUN 将軍』のプロデューサー、宮川絵里子さんが佐世保を訪れ、映画のロケ地としての魅力を探る旅を楽しみました。伝統工芸の三川内焼や、青く輝く九十九島の海、信仰が息づく黒島の集落など、ハリウッドのプロの目にはどのように映ったのでしょうか。旅の様子をご紹介します。


 

Column

宮川絵里子さんのプロフィール-1

宮川絵里子さんのプロフィール

18歳で渡米、映画『キル・ビル』での通訳から映画業界でのキャリアをスタートし、『沈黙-サイレンス-』では共同プロデューサーとして活躍。2024年に大ヒットした米ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』ではプロデューサーを務め、第76回エミー賞で18部門受賞という素晴らしい成果に貢献されています。

ハリウッドプロデューサーによる佐世保・黒島訪問

2025年5月5日と6日、長崎県とゆかりが深い宮川絵里子さんをお招きして、特別ロケハンとトークイベントを実施しました。
今回のご招待は『沈黙-サイレンス-』や映画『007skyfall』の長崎ロケハン支援時に佐世保観光コンベンション協会のスタッフと知り合ったことがきっかけとなりました。長崎市や平戸市にはかつて訪れたことがあるものの、佐世保は今回が初めてという宮川さん。「ずっとずっと来たかったので、今回やっと念願の旅が叶いました」と笑顔で語ってくださいました。
人気作『SHOGUN 将軍』はシーズン2の制作が決定しており、1月から撮影が始まる予定です。そんな忙しいスケジュールの合間に、お子さん2人を連れての佐世保訪問となりました。

「九十九島ひらまさ」と「三川内焼」の魅力に触れて

旅の始まりは美味しい食事から。『一魚一会』で「九十九島ひらまさの炙りヒラマサ丼」を味わいました。豊かな九十九島の恵まれた環境で育った九十九島ひらまさは、佐世保では「ひらす」として親しまれています。コリコリとした食感があり、うまみの強いひらまさを食べて宮川さんは「脂がのっていて、とっても新鮮ですね!」とにっこり。娘さんも「都会では食べれない!とても美味しかった」と語ってくれました。
食事中には『SHOGUN 将軍』のヒロイン役で主演女優賞をとったアンナ・サワイさんの話題も。「体幹がしっかりしているので、着物の所作もすぐに体得できたのかもしれませんね。(所作が)美しいと感じてくれたのは作り手としてはとても嬉しい感想です」と笑顔で語ってくださいました。
 

一魚一会
住所:佐世保市針尾東町2371-1
TEL:0956-20-2525
営業時間:11:30~14:30/17:00~21:00
定休日:年末年始
 
 

 



Welcome to 九十九島ひらまさTOWN

<九十九島ひらまさについて>
「長崎県は魚種の豊富さ日本一!」ということで、佐世保を「魚が美味しい街」として盛り上げるため、「九十九島の海域で獲れた❝ひらまさ❞」にスポットをあてた取り組みを推進しています。九十九島の海の幸をPR することで、いずれは「佐世保=魚が美味しいまち」として認識されるような地域のブランディングを目指しています。詳しくは上記バナーからご覧ください!

 

三川内焼窯元はまぜんまつりに参加

お腹を満たした後は、焼き物の町、三川内(みかわち)へ。ちょうど町は「三川内焼窯元はまぜん祭り」で賑わっていました。
佐世保の特産である「三川内焼」は、国の伝統工芸品です。まるで透き通っているかのような美しさを持つ白い磁器には、400 年以上続く伝統の技が詰め込まれています。
平戸松山窯の中里さんに三川内焼の歴史や作る工程を案内していただくと、宮川さんは「江戸時代はどうやって焼いていたのですか?」と興味津々に質問されていました。
「⾧い時代からずっと継承されてる技術があり、それを守ってきた職人さんたちがいたんですね」と感心した宮川さん。それまで佐世保には米軍基地があることから近現代的なイメージを持っていたそうですが、三川内焼の伝統に触れて多様な魅力に驚いていらっしゃいました。
「唐子(からこ)が可愛い!」と娘さんと一緒にお土産に三川内焼を選んでいる様子も微笑ましかったです。工房の古い木造建物を見上げた宮川さんは「わー凄いですね!そのまま( 撮影に)使えそうな建物ですね!」と目を輝かせていました。

九十九島の美しい景観に感動

次に訪れたのは佐世保を代表する観光スポット、九十九島(くじゅうくしま)パールシーリゾートです。「九十九島リラクルーズ」に乗船し、208 の島々が織りなす美しい九十九島の景観を水上から楽しみました。
リラクルーズに乗りながら、九十九島は2025年3月16日に西海国立公園に指定されてから70周年を迎えたお話もさせていただきました。
初夏の新緑を感じながら湾内をゆったりと巡るひとときは、とても穏やかで心地よい時間でした。宮川さんは「地層や植生など、九十九島独自のものをいろいろ見ることができてとても面白かったです。ガイドの方も本当に親切でチャーミングでトークも楽しかったです」と感想を言ってくださいました。クルーズの後は九十九島水族館海きららで九十九島の生きものを観察。特に12 歳の娘さんが楽しんでいる様子が印象的でした。
ちなみに娘さんはドラマ『SHOGUN 将軍』にもご出演されているんですよ!息子さんは九十九島のリラクルーズがとても楽しかったそうで、たくさん写真を撮影されていました。また、イルカのナミとニーハにももう一度会いたいと仰っていました。

石岳展望台へ

その後、映画『ラスト サムライ』のロケ地となった石岳展望台へ。駐車場から展望台までは300m ほどの登り道です。宮川さんは一人静かに歩みを進め、これから見る景色に思いを馳せているようでした。展望台からは九十九島の景色が一望できるのですが、あいにくの雨。「雨のしっとりした九十九島も幻想的で素敵ですね」と、じっくりと景色を堪能されていました。

夜はJAZZ SPOT いーぜるへ

夜は「JAZZ SPOT いーぜる」でジャズの生演奏に耳を傾けながら、心地よいひとときを過ごしました。こうして初日の佐世保巡りは幕を閉じたのでした。

世界遺産・黒島で受け継がれる信仰の歴史に触れて

2日目は相浦港から船に乗って黒島へ。ここは2018 年に世界文化遺産に登録された「⾧崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つです。『沈黙-サイレンス-』の制作で宮川さんは潜伏キリシタンに関連する地を熱心に取材された経験があり、黒島は初めてながらも以前から訪れたいと思っていた場所だそうです。
集落や墓地などを巡り、潜伏キリシタンの歴史が風化せず島の人たちに大切に受け継がれている点に感銘を受けていらっしゃる様子で、「『沈黙-サイレンス-』の時のことをいろいろ思い出しますね」としみじみとされる場面もありました。

島めしを堪能

島巡りの後は島民の方が心を込めて作ってくださった「島めし」をいただきました。釣りたてのクロダイやヒラマサの刺身、島豆腐、あらかぶの味噌汁など、心も体も温まる美味しい食事に舌鼓を打ちました。特に黒島周辺のきれいな海水で作った島豆腐は出汁で炊いた優しい味わい。島のお母さんのあたたかい心が伝わる味でした。

黒島天主堂でのトークイベント・ハリウッド映画プロデューサーからみた⾧崎県の魅力

午後からは黒島天主堂で「ハリウッド映画プロデューサーからみた⾧崎県の魅力」と題したイベントを開催しました。この様子は下記の特集記事から詳しくご覧いただけます。

佐世保と黒島の魅力〜映画ロケ地としての可能性

旅の終わりに宮川さんは佐世保バーガーをご家族と堪能されていました。
「本当にユニークな、唯一無二の場所だなと感じました。ここでしか撮れない作品、ここでしか伝えられないストーリーもあると思います」と佐世保や黒島の魅力を高く評価してくださいました。「佐世保も歴史がすごく深い街で、地元の皆様が誇りを持ち、よく町のことを知っていて、未来に繋げていく思いが力強いですね」という印象も語ってくださいました。
今回の訪問をきっかけに、佐世保の魅力が映画やドラマを通じて世界に発信される日が来るかもしれません!
皆さんも、ハリウッドプロデューサーの宮川さんが魅了された佐世保の魅力を、ぜひ探しに出かけてみませんか?

ショート動画でも配信中!

今回の宮川さんによる佐世保旅の様子はショート動画でもご紹介しております。
是非ご覧ください♪

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