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ブログタイトル 黒島までロングパドリング(させぼの歩き方:コース15)

黒島までロングパドリング(させぼの歩き方:コース15)-1

シーカヤックで島旅。

目的地まで海や空と対話しながらひとパドルずつ漕ぎ進む。
漕ぎ進ほどに心満たされるカヤック☆マジック!
ここまで漕いできたんだ〜と踏み出す島上陸の最初の一歩から島のお母さんとつくる島豆腐まで、全てが味わい深いイチオシの小旅行。

ちょっとアドベンチャーに九十九島から黒島までシーカヤックツーリング。

ぐるりと島を歩いて、自然と「島時間」を楽しんで…

黒島は周囲約12キロ、人口600人ほどの島だ。島民の約90%がキリスト教徒で、潜伏キリシタンの歴史を持つ。名切浜に上がって、徒歩で島内を散策した。信者の中村さん宅で島豆腐つくりを教わり、昼食をいただいた。中村さんご夫婦の心づくしのもてなしと穏やかな笑顔に、皆ホッとし疲れが癒される。食後の散歩に浜に下りると、夕食の魚を獲りに小船を歩に浜に下りると、夕食の魚を獲りに小船を漕ぎ出す老人に出会った。

島の中心にある「黒島天主堂」は明治35年にフランス宣教師マルマン神父の指導の下、信者によって建てられた。レンガも手作りだ。天主堂で史跡ガイドの山内さんからキリシタンの歴史についてお話を伺った。小高い丘の上のキリシタン共同墓地には特産の黒島御影石の墓石が並ぶ。島では今も土葬が許されている。時が止まったような不思議な感覚を覚える空間だ。

島には二軒の民宿があって、新鮮な海の幸や、鉄分の多い赤土で育った美味しい野菜を、ふんだんに使った料理を出してくれる。宿で一休みした後、それぞれに島の散策を楽しんだ。

対馬暖流の影響で暖かく、暖地性のアコウが茂るなど、島内にはのびやかな自然が広がる。常緑照葉樹が濃い緑の葉を茂らせ、島全体が黒っぽく見えることから「黒島」となったとも言われる。その他に根谷の大サザンカは推定樹齢250年も育っている。その実から採られる油がかつて島民の生活の一部を支えたのだろう。毎年10月の終わり頃に純白の花を咲かせる。

早朝6時、朝焼けの空に教会の鐘の音が響いた。

黒島へは相浦港から1日3便のフェリーが出ている。島にはバスもタクシーも無い。島時間でゆっくり歩いて巡ってみてはどうだろう。

黒島までロングパドリング

佐世保シーカヤックセンターにて出発前のブリーフィング。
金重島の砂浜に上陸。外海に面する側は険しい岩場だ。

高島の先端に浸蝕で出来た穴があった。

高島の灯台前にて休憩

わずかに波がたってきた。遠くに黒島が見える。

翌朝出発!また3時間のパドリングだ。
帰りも賑やかに漕いで帰ってきました。

write:有限会社ライフ企画社・小川照郷

※この記事は2009年10月の情報です。
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