国籍や時代にとらわれない、海風の国の絶品グルメ！

1950年ごろ、米海軍から直接レシピが伝わったのがはじまりとされる「佐世保バーガー」。基地近くにお店を出しアメリカ人向けに販売をしていたのが、徐々に佐世保市民にも親しまれるようになりました。最近では25店舗を超えるお店が、大きさや味などそれぞれの個性を活かした「佐世保バーガー」を提供しています。和牛パティのみならず、チキンカツや肉厚ベーコン、ステーキなど、具材のバリエーションも多彩です。ぜひ、いろんなお店を食べ歩いてその違いを楽しんでみましょう♪

1889年に鎮守府が開かれ、海軍のまちとして発展してきた佐世保。戦後は米海軍基地の影響でアメリカ文化が入り混じり、オリジナルのグルメも誕生しました。「佐世保バーガー」をはじめ、アメリカのステーキを日本人の口に合うようアレンジされた「レモンステーキ」や、東郷平八郎も愛した「海軍さんのビーフシチュー」。旧日本海軍時代、母港へ帰港する際にお祝いとして振る舞われていたという「入港ぜんざい」など、それらは時代を超え佐世保名物として親しまれています。そんな「港まちグルメ」には、佐世保の歴史と人々の愛情やドラマがギュッ！と凝縮されているのです。

皆さん、実は、長崎県の漁獲量は全国2位だということをご存知でしたか？波静かで無数の島々を有する九十九島（くじゅうくしま）海域は、島からの豊富な栄養が海へと流れ込むため、漁業はもちろん養殖にも最適。「九十九島かき」、「九十九島とらふぐ」など佐世保を代表する海産物が養殖されています。また、五島列島周辺の海域は暖流の対馬海流の影響で多くの種類の魚が回遊してくるため「魚介の宝庫」といわれており、漁業の方法も定置網、まき網、曳縄、一本釣りとさまざま。イサキ、タチウオ、カワハギ、あご（飛魚）、イカなどが水揚げされています。佐世保魚市場には、そんな佐世保近海や五島で獲れた300種を超える魚介が所狭しと並びます。長崎県佐世保は、まさに「海産物のまち」です。

夜の佐世保では、JAZZバーや外国人バーがちらほらと灯りをともし、昼間とは違った表情を見せてくれます。かつて「ジャズの聖地」と呼ばれていたその歴史は「海軍さん」から始まりました。お店の扉の向こうからは、JAZZの生演奏や人々の歓声が賑やかに聞こえてきます。ふらっと訪れて、ジャズの音色に耳を傾けてみれば、まるで別世界のような気分が味わえるかも。また、米海軍基地が佐世保に置かれた頃にオープンした「外国人バー」は、国籍を超えた交流の場になっています。英語が話せなくてもOK！フレンドリーな雰囲気に浸るだけでも大丈夫ですよ。ほかにはない、佐世保だけの夜を満喫してみましょう。

九州の西端、美しく複雑な海岸線を持つ半島や島々からなる長崎県で、肥育を目的として生産された「長崎和牛」。夏は涼しく、冬は温かい気候を生かし、1頭1頭が丹精と愛情をたっぷりと込められ飼育されています。肉そのものの旨みと、まろやかな味わいの脂身のバランスが最高！柔らかな食感とジューシーな口溶けがたまりません。その美味しさは全国でも認められ、和牛のオリンピックとも呼ばれる「第10回全国和牛能力共進会」では「内閣総理大臣賞」を受賞し日本一となりました。市内飲食店では、ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなど、さまざまな味わい方を楽しむことができますよ。

多彩なグルメが楽しめる佐世保では、スイーツも充実。全国的に有名なのが、佐世保の人気洋食店「蜂の家」の「ジャンボシュー」。なんと重さ2kgもある驚きのボリューム！「港まちグルメ」の1つである「入港ぜんざい」は、海軍さんが母港に帰港する際にお祝いとして振る舞われた心温まる一品。お店によってアレンジが違うので、ぜひ食べ比べてみて。また、カラフル＆ビッグなパフェやふわしゅわ食感パンケーキなど、思わずカメラにおさめたくなるSNS映え確実なメニューもいっぱい♪佐世保散策の楽しみの1つにいかが？

おいしいグルメ満載の佐世保は、もちろんお土産も充実♪佐世保を代表するロングセラー「九十九島せんぺい」や「ぽると」はもちろん、老舗の酒造「梅ヶ枝酒造」や「潜龍酒造」の地酒。あの「佐世保バーガー」も冷凍で配送できちゃうんです（一部店舗のみ）！また、糖度13度以上保証の「味っ子みかん」の中でも「させぼ温州みかん」のみを厳選して100％ストレートジュースにした「プレミアムみかんジュース」など、和菓子や洋菓子のスイーツ系はもちろん、食事系やドリンク系までどれも個性的。家族や友人、職場の上司まで多くの方々に喜んでいただける豊富なラインナップです。